良いお天気が続いてますね。
こんにちは、てんちょです。
なかなか興味深いニュースを発見したのでご紹介。
【ローレンス・レッシグ教授、米議員への立候補検討】
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/21/news033.html
なんと、あのレッシグ教授が下院議員の補欠選挙に立候補を検討されているそうです!!
立候補されるのでしたら、米国民ではありませんが猛烈に支持します。
レッシグ教授が過去に詠ったリフレインが、今の著作権法の使われ方の全てを表しています。
1. Creativity and innovation always builds on the past.
1. 創造とイノベーションは常に過去の上に築かれる。
2. The past always tries to control the creativity that builds on it.
2. 過去は常にその上に創造されるものを支配しようとする。
3. Free societies enable the future by limiting power of the past.
3. 自由な社会はこの過去の力を制限することで未来を可能にする。
4. Ours is less and less a free society.
4. 我々の社会は日々自由を失ってゆく。
※2002年オライリー・オープンソースコンベンション基調講演より。
コンベンションの講演をお聞きになりたい方はこちらをどうぞ。
【2002年オライリー・オープンソースコンベンション基調講演のFlash】
http://ittousai.org/mt/archives/2003_04/free_culture.html
重要なのは3の項目だと思います。
過去の創造物を基底に作り上げられた今日の技術や著作が、未来への著作の想像を「永久に」コントロールし続けるような現行の著作権法のあり方と、その法律を曲解して利潤を貪り続ける企業体系のあり方には私は反対です。
現在権利を主張している企業達の技術や著作も全て過去の創造物無くしては存在し得ないその感謝の気持ちを忘れるべきではないし、自分たちのしてきた事を他人に禁止する権利など無いのだということを理解して欲しいのです。
より明確に著作者の権利を尊重したコピーライトの期限を策定し、フェアユースの範囲を明確にした上で善意のモチベーションを上げるための法体系作りが必要なのだと思います。
プロプライエタリなもの全てが悪だとは思っていませんが、度が過ぎるものは改めるべきではないかと思っています。
そういう意味で、レッシグ教授が下院議員として支持を得られれば、米国の著作権のあり方を少しでも前向きに変える良い機会になるのではと期待しています。
独占企業からの強烈な風当たりもあるかと思いますが、そういうものに負けずに、未来への道を築いていって欲しいです。
米国が変われば日本も変わる、そしてその流れがEC圏に波及すればロシアや中国にも少なからず影響が出る。
「コピーライト」ではなく「フェアユース」こそ永遠に。
「アンフェア」には明確な罰則を。
何年かかるか何百年かかるかはわかりませんが、企業の利潤追求に左右されない著作権法というものが出来上がる日を夢見て支持し続けたいと思います。
ではまた。
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